・植物−地盤相互作用の物理シミュレーション
植物は、地盤にとって味方となり地盤減災に役立つ場合もあれば、地盤を破壊しその機能を損なう場合もあります。地盤と植生の関係を良好に保ち、可能な限り植物の地盤保護・補強効果を活用した工法の開発を行っています。また、植物根を模倣して、軟弱地盤上でも高層建築物を支えられる地盤基礎構造物のデザイン手法の研究を行っています。 (新学術領域研究「植物構造オプト」研究協力者(2019年度〜現在))
・倒伏の予測評価
20世紀後半には緑の革命により世界的な作物収量の増加が実現しましたが、作物が暴風雨により倒れる倒伏に関しては、草丈を制限する方法がとられたために、現在、作物収量の伸び悩みが懸念されています。そこで、根−土間の力学的相互作用を精緻にシミュレーションすることで異次元の耐倒伏性を持つ作物品種の育成や、倒伏の予測技術の開発を進めています。
(特別研究員奨励費17J02383(2017年度〜2019年度))
・土木・農業現場に向けた超低コストIoT 技術の開発
上記の土木現場、農業現場におけるシミュレーションに必要なセンシングデバイスとして、1個ワンコイン水準の安価なIoT技術の開発を進めています。
(共同研究募集中)
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